器楽学科3年の高橋 涼さんは、「今回私が演奏するカール・ヴァインのピアノソナタは、1990年に作られた、かなり最近の曲です。曲の解釈にとても苦労しましたが、1曲の中にたくさんの要素が組み込まれているとても格好の良い作品なので、ご存知ない方々にも魅力的な曲だなと思っていただけるように、精一杯楽しんで演奏したいと思います。」
声楽学科4年の高崎夏未さんと谷口瑞穂さんは、「普段は独唱ばかりしていますが、重唱をするようになり、改めて重唱の難しさを知りました。しかし、3人で協力し合いながら音楽を作り上げていくなかで、今までに体験できなかったハーモニーや音楽の楽しさなど、たくさんのことを体験することができました。このいろいろな体験を生かし、3人で力を合わせて皆さまの心に届くような演奏をしたいと思います。独唱では味わえない二重唱ならではの二人の掛け合いやハーモニーを楽しんでください。」
また、伴奏を担当する細川智世さんは、「大学では、どちらかというと、ひとりで演奏することの方が多いのですが、今回声楽デュオの伴奏をすることになり、息を合わせて音楽をつくりあげる難しさや楽しさを、日々感じ勉強しています。私たちの熱い思いを皆様に感じていただけるよう、常に探究心をもって練習に励んでいますので、音楽祭では私たちの精一杯の演奏をお聴きください。」
C.ヴァイン:Piano Sonata No.1
B.マルチェルロ:Ecco il petto
F.メンデルスゾーン:Denn in seiner Hand
F.メンデルスゾーン:Israel hofft auf dich
G.ロッシーニ:La pesca
ほか