バンド維新2024
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3.17

2024
SUN

15:00 開演(14:30 開場)

アクトシティ浜松中ホール

[ 料金 ] 一般 1000 / 高校生以下 500 全席自由席

[ 料金 ]

一般 1000 / 高校生以下 500

全席自由席

※未就学児の入場はご遠慮ください。

[ 発売日 ] アクトシティ浜松友の会先行発売 

 1/7(日) 11:00〜

[ 発売日 ]

アクトシティ浜松友の会先行発売

1/7(日) 11:00〜

一般発売 

 1/21(日)

一般発売 1/21(日)
COMPOSERS
作曲家・新作紹介

日本を代表する
作曲家たちが
新作発表と名作を再演

[ 新作 ]

秘儀Ⅵ
〈ヘキサグラム〉

(フレキシブル編成版)

[ 作品解説 ]

この編曲は全6楽章から、1・3・5の3つの楽章を抜き出したものです。
オプションとしてコントラバスと打楽器3パートを含むパート1から7までのフレキシブル編成で編曲されています。
各パートにつき最低1奏者ずついれば演奏可能なようになっていて、最小で7奏者から演奏できます。小編成の吹奏楽はもちろんのこと、クラリネット七重奏、サクソフォーン七重奏などの同属アンサンブル、木管金管混成の室内楽でも演奏可能です。金管アンサンブルで演奏することも可能ですが、原曲の六重奏とは異なる声部配分となっていますので、金管六重奏で演奏する場合は原曲版の使用を推奨します。
オプションの打楽器は無くても演奏可能です。もし加える場合、第3楽章「ホケトゥス」に関しては3パートとも用いることを推奨します。3奏者を揃えることができない場合、第3楽章は打楽器なしで演奏してください。

原曲は金管楽器での演奏を想定しているため、この編曲では木管楽器には困難なタンギングが要求されています。技術的に難しい場合、適度に音を間引く、延ばしに変更する(替指トリルやビスビリャンド・トリルの併用を推奨)などで対処してください。

[ 新作 ]

吹奏楽のための
「東海道四谷怪談」

[ 作品解説 ]

「現代音楽に於ける無調性、不協和音、複雑な変拍子、特殊奏法、難解な旋律、といった要素がいかにしてエンターテイメントになりえるか?」
学生時代から僕がずっとテーマにして来た事だ。バルトークやベルク、ブーレーズの曲を聴きながら、この面白さをどうすれば一般の人が興味を持てるテーマと結びつけられるのか、そんな事ばかり考えてきた。
勿論同じ事を考えた作曲家はいるだろうけど、知る限り成功例を知らない。敢えて上げればストラヴィンスキーの「春の祭典」なのかもしれないが、「春の祭典」以降続いていないのかと思うとちょっと寂しい。難しい物をわかりやすく楽しくするというのは、困難な事だが価値のある事だと思うから。
10年ほど前たまたま歌舞伎「東海道四谷怪談」を観て、この復讐劇に内在する情念、憎悪、悲哀といった精神世界は、現代音楽的な書法にピッタリではないかと直感した。以来、管弦楽、合唱曲、吹奏楽、室内楽、どれが相応しいのか模索してきた。
この度”吹奏楽の最先端に挑戦している"バンド維新から委嘱していただき、真っ先に「東海道四谷怪談」を曲にしようと思った。ダークなテーマにも関わらず積極的に取り組んでくれた学生さん、先生方には頭が上がらない。吹奏楽の世界に新たな一石を投じられたら、と願っている。