from Ghent, Belgium
ゲント, ベルギー
The Frank Nuyts Ad Hoc Ensembleは、作曲家Frank Nuytsの作品を演奏した経験がある複数の演奏家たちによって構成されています。
Nuytsは自らの作品を取り上げたコンサートでこの演奏家たちをピックアップし、以後様々なシーンで作曲家と奏者の関係を継続しています。
クラリネット奏者であり指揮者でもあるRaf De Keninckは自らのトリオでBajadillasを演奏し、さらにピアノ協奏曲「Innocence in admiration」とチェンバー・シンフォニー「Fetish」の演奏を指揮して広く賞賛されました。このふたつはCDとしてリリースされ大好評を博し、ラジオでも放送されています。
Frank NuytsとGabi Sultanaが出会ったのは、Nuytsが作曲と管弦楽法を教えるゲント王立音楽院でGabiがまだMaster after Master課程の学生だった頃のこと。Gabiは現代音楽を専攻していたため、何度かソナタ第6番を演奏して高い評価を得ていました。彼女は現在もこの曲をヨーロッパ中で演奏しています。彼女はソナタ第21番の作曲をNuytsに依頼し、2017年に初演奏する予定です。また、ソナタに先立つシリーズ作品の演奏も準備しています。
七條恵子はもっとも優れたフォルテピアノ奏者のひとり。Gabiと同じ学校でMaster after Master課程に学んだ後、同じようにピアノで主に現代音楽を演奏することを選びました。何度かソナタ第13番を演奏していた恵子は、Frank Nuytsに招かれてEn Avant Mars Festival(ゲントのバイローケ・ミュージック・センターで開催)で演奏を披露しました。このフェスティバルはNuytsが妻のIris de Blaereとともに毎年企画しているもので、恵子はここで2曲の舞踏作品を初演奏しました。彼女はソナタ第17番の演奏に向けた準備を整え、これからもNuytsと関わり続けたいと考えています。
Gabiと恵子はふたりともソナタをレコーディングして、最初の18曲を収めたCDボックスをリリースしています。
Jolien De Leyは年齢的にはもっとも若いものの、これまでFrank Nuytsによる複数の作品を演奏してきました。トリオLysescoのメンバーとしてピアノトリオ用の楽曲「Scrolling ME」を初演奏しましたが、これ以降にも複数の曲を演奏しています。最近はBajadillasと共にツアーを行い、自らのパートを感動的に演奏して観客を魅了しています。2016年〜2017年のシーズンには、映像、2人のシンガー、ピアノ、マリンバ、リコーダー、チェロのための「Double takes」の演奏に参加する予定です。
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