7月4日、7月5日に、「Concert In New Normal~新しい生活様式のための~」の3回目、4回目の公演を開催いたしました。
6月27日、28日の公演と同様に、お客様・出演者の密を避け、楽器の飛沫に留意しながら行いました。また、スタッフとお客様の接触をなくすため、電子チケットやデジタルプログラムで対応しました。今回の公演では、これまでの2公演でいただいたお客様の意見を取り入れ、お客様により安全に演奏会を楽しんでいただけるようにしました。
7月4日は、クラリネット奏者の仁科恵美子さん、サクソフォーン奏者の山本直人さん、ユーフォニアム奏者の小久保まいさん、テューバ奏者の山本和邦さんの「Niko Yama Ensemble」の皆さんにご出演いただきました。
今回の演奏会のテーマは「その音はたった一人のために」。
前半は、コロナ禍で一人の時間が増えることで<己と向き合った>様子を、それぞれのソロ演奏で表現しました。
そして、今年アメリカ人の作曲家スティーブン・フェルヘルストによって作曲された、コロナの最前線で闘う医療従事者のための「Song for Health」を演奏しました。
後半は自粛期間中の一人の時間を経て、<再会と交流の喜び>を四人のアンサンブルで表現しました。
7月5日は、リコーダー奏者の長瀬正典さん、徳永隆二さん、桐畑奈央さん、柿本春香さんの「ブリエ・リコーダーアンサンブル」の皆さんにご出演いただきました。
前半はアクリル板を設置しての演奏でした。後半は、客席と演奏者の距離が十分に離れており、楽器の飛沫は日常生活と同等もしくはそれ以下とのレポートがあることから、アクリル板を設置せずに演奏しました。
大小さまざまなリコーダーを使用し、ルネッサンス時代の曲から現代曲まで楽しむことのできる演奏会でした。
今回の公演では途中15分間の休憩を入れ、休憩時の感染症対策を模索する機会としました。途中退場の際に再入場用のチケットを手渡しするといった接触が考えられる方法ではなく、ご自身で取っていただき、再入場時にボックスへ返却しやすく、また使用後に消毒ができる番号札にてご案内しました。
今後の演奏会でも出演者、お客様からいただいた意見をもとに、新しい生活様式での演奏会の在り方を考えていきます。
『Concert In New Normal ~新しい生活様式のための~』の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.hcf.or.jp/information/2020/06/0610news.php
【お問い合わせ先】
公益財団法人浜松市文化振興財団 文化事業課
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