6月27日、28日に、新しい生活様式が求められている状況下で感染防止対策を行いながらのミニコンサート、『Concert In New Normal ~新しい生活様式のための~』を開催しました。
新型コロナウイルス感染防止対策として、お客様と運営側の接触を最小限にするため、チケットは財団の事業としては初の試みとなる電子チケットのみとし、プログラムもデジタルプログラムとして配布、当日の配布物はゼロとしました。
開場の際には、お客様に一定間隔をあけて並んでいただき、会場入口では検温を実施、入場後に手指の消毒をしていただきました。
座席も一定の間隔をあけて設置、通常の半分以下の40席限定としました。さらに、客席最前列は演奏者と約4メートル離れた位置に配置しました。
また、出演者同士もステージ上で間隔をあけて、パフォーマンスを行いました。
初日の27日は、トロンボーン奏者の小野和将さんとピアノ奏者の村上惠三子さんの"DUO2020"とコンテンポラリーダンサーの松田英子さんをゲストにお迎えしました。
前半は出演者と観客の間にアクリル板を設置し、パフォーマンスを行いました。
曲間のMCでは主に小野さんが今回のコンサート、今後のコンサートにかける思いや、感染防止対策等についてお話しされました。その際には、楽器メーカーやオーケストラが行った飛沫実験について触れ、演奏中に発生する飛沫について説明されていました。
そして、後半ではアクリル板を外して、アクリル板によって音の聞こえ方はどのように違うのか、お客様に実際に感じていただきました。
コンサートの最後には、今回の自粛期間中に発表された『Tomorrow's ahead』を披露しました。
2日目の28日は"なほこまりwith小関礼香、上野史織"をお迎えしました。
今回は新型コロナウイルス感染対策として、ステージ上ではMCは行わず、事前に録音したものを曲間で流し、MC中の飛沫を防ぎました。
演奏会の後半では、スクリーンを用いた演出を行い、お客様に視覚的にも楽しんでいただけるような工夫がされていました。
さらに最後の曲では、事前に出演者が多重録音で作成した音声付きの動画と一緒に演奏するといった新たな試みに挑戦されていました。
来場されたお客様、出演者から今回の公演についてご意見をいただき、今後の文化芸術の活動の参考にさせていただきます。
『Concert In New Normal ~新しい生活様式のための~』の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.hcf.or.jp/information/2020/06/0610news.php
【お問い合わせ先】
公益財団法人浜松市文化振興財団 文化事業課
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