What I am サーラ音楽ホール 今何してる?
2022.08.23
イベントレポート(浜松シャルールウインドシンフォニー公開練習)
本日(8月14日)は、いつも当館を利用していただいている浜松シャルールウインドシンフォニーさんの、
公開練習(プレ・コンサート)が開催されました。
「浜松シャルールウインドシンフォニー」は「人と人とが繋がる温もり」を感じるチームを目指し、
2022年、今年の4月に音楽監督兼常任指揮者である浅田亨さんがこのサーラ音楽ホールを拠点に設立した楽団です。
日頃、多目的室を練習でご利用いただいているのですが、今回はお試しでホールを使用してくださり、
団内の関係者に向けた公開練習(プレ・コンサート)ということです。私もその様子を練習から見学させていただきました。
第一部の演奏では、特に課題曲「ジェネシス」の曲の盛り上がり方が、とても迫力があり聴き入ってしまうような演奏でした!
第二部の演奏では有名な曲が多く、演奏中に曲調の移り変わりが何度もあり、楽しく鑑賞させていただくことができました。
また、フォルテやピアノの部分の音の強弱も鮮明に表現されていてホール全体に響く素晴らしい演奏でした!
指揮者である浅田さんの冗談を交えながらの楽器紹介や軽いトークを含めた進行のおかげで、
鑑賞者を飽きさせることなく演奏に集中して聴いてもらうための心遣いはとても素敵でした。
演奏終了後に代表の浅田享先生、団員代表として槇島さん(Fl)、土岐さん(Cl)にお話を伺うことができました。
①浜松シャルールウインドシンフォニーの紹介とPRポイント ②サーラ音楽ホールで実際に演奏してみた感想
浅田享さん
①
私たちには、忘れずに守らなければならないことがあります。
それは「人と人とが繋がる温もり」です。団の名称にフランス語の「Chaleur(シャルール=温もり)」
という単語を加えたのは、そのような思いを込めるためでした。
吹奏楽の未来を築くためにここ数年、私が思案してきたのは「残された人生の中で未来を築く方々に何を残せるか?」
ということでした。結果、たどり着いたのは「人と人との心の温もりを感じ合えるチームを残したい」という願いでした。
現在、約70名の団員を有し平均年齢は25歳と非常に若い世代が多いです。
高校、大学時代にコロナ禍の影響を受け思うような音楽活動が出来なかった世代や、
長年音楽から遠ざかっていた方々の音楽再開の場としての意義も大きいと感じています。
経験豊かなベテランと活力ある若手の融合の中で、自由な雰囲気の中にも、
団員の皆さんの音楽への取組は、熱心且つ真摯で敬意を表したいと常々思っています。
②
コンクール会場として、私が演奏指揮した感覚では、規模感、響きともに聴衆にもフィットしたホールであると思います。
アクトシティホールには無い魅力があると感じています。
今後共、サーラ音楽ホールは浜松の音楽文化振興に大いに活用され、無くてはならないホールであり続けるものと確信しています。
槇島詩織さん
①
今年立ち上げられた新しいバンドということもありとても勢いがあります。
設立当初は30人ほど集まればなんとか演奏できるね、という話だったのですが、
毎週のように新しい仲間が増え、今では70名ほどにまでなりました。
このコロナ禍の中、これまで急速にメンバーが増えていったのには、人と人とのつながり、
そして、共に音楽を楽しみたいという思いがあったからこそと思います。
練習時間も限られる中、自分の役割を果たそうとひたむきに練習する団員の姿も多く、メンバーのやる気を感じられます。
まだまだこれからのバンドではありますが、この勢いは衰えることなく、突き進んでいくこと間違いなしです!
②
教育関係団体の認定がされれば割安で施設を使用できることと、打楽器の借用があることは、
私たちにとってたいへん魅力的なポイントでした。実際、練習会場として使用させていただいている多目的室は、
広さも設備も充実した部屋ですし、とても気持ちよく練習ができる環境です。
土岐菜津美さん
①
常に全力の熱い指導に、団員も本気の演奏で返そうとするそんな楽団だと思います。
2022年4月に設立したばかりの団体ではありますが、1人1人が良い演奏を作りたいという1つの目標に向かっており、
非常に刺激的です。また、ブランクがある人間にとっても無理のないリハビリとして適度に負荷のある合奏が、
音楽再開の良い機会になっていると思います。私もブランクを経て再開した1人ですが、
吹奏楽の楽しさを思い出しながら勘を取り戻すことができています。
②
響きが「ちょうど良く」演奏者としても観客としても音楽をより一層楽しむことができるホールだと感じます。
このホールで仲間たちと演奏経験を通して色々なことを学んで、「浜松の吹奏楽団といえばシャルール」と言っていただけるよう、
皆さんの心を動かす演奏ができる魅力的な楽団になりたいです。
浜松シャルールウインドシンフォニーの皆さん、本日は素晴らしい演奏をありがとうございました!!
(この記事はインターンシップ実習生 小松 が担当しました。)