令和6年9月29日(日) 、今年度の「浜松市天竜区ふれあいコンサート」を開催しました。
この日はホールで「ステージ演奏体験」を行っており（こちらのレポートもご覧ください。）、壬生ホールを飛び出しての企画です。場所は二俣小学校の体育館、壬生ホールからは1kmほど離れます。

演奏してくれたのは二胡奏者の鈴木 裕子さんとピアニストの欒 溯[らん そ]さんのお二人。
鈴木さんについてはテレビCMをご覧になってご存じの方も多いかもしれませんね。
これまで10年続けてきたこのコンサートで初めて東洋の楽器が加わった演奏会となりました。

演奏された曲の中には中国民謡や中国の作曲家による曲があり、二胡を交えた演奏会の独特な色を感じました。「空山鳥語」という曲では、二胡で高い音を上手に弾き奏でることで、あたかも鳥が会話しているような音が響き渡りました。
そのほか日本のアーティストの曲が多かったですが、二人の演奏家の息はピッタリで、どれも二胡&ピアノで聴き応えのあるパフォーマンスを見せてくれました。

もう9月も終わろうとしていたのに、夏の暑さがまだしっかり残っていました。窓を開け放しての演奏会は、壁でしっかり囲われたコンサートホールと違って、鳥のさえずりやツクツクホウシの鳴き声がBGMとして入ってきます。事前に下見した時は、この窓辺で野猿が1匹ちょこんと体を休めていました。コンサートの鑑賞者として顔を出すことはありませんでしたが、周囲の環境をそのままに受け止めて行うのはこのコンサートの特徴です。
次の「浜松市天竜区ふれあいコンサート」が、どんな構成でどこで開催できるか楽しみです。

更新日：2024年09月30日