「育てよう!~アマゴの里親募集~」令和5年2月12日(日)稚魚放流会の様子をご紹介します。
小学生・中学生達が自宅の冷蔵庫で約2カ月かけて孵化させたアマゴの稚魚達を、いよいよ川へ放流することになりました。
放流場所は「道の駅いっぷく処横川」の向かいにある、横川活性化施設「にょきにょき」横の二俣川です。今日は薄曇りの天気ですが暖かく、放流会にはもってこいです。
参加者の皆さんはご自宅で孵化させた稚魚達をペットボトルに入れてご家族で来てくださいました。「天竜川漁業協同組合」、「川や湖をきれいにする市民会議」の皆さんの説明を聞きながら放流準備に入ります。
初めに放流させる場所まで移動し、そして冬で水量の少ない川の流れにペットボトルを横たえて、水温を川の流れに合わせていきます。
キャップをはずしたペットボトルを川上に向けて内部に川の水を入れていきます。頃合いを見ていよいよ放流ですが、稚魚達はペットボトルのほうが居心地が良いのか?新しい環境が怖いのか?なかなか川の流れに出ていきません。
しばらくすると稚魚達も少しづつ勇気を出して川に出て行きます。流れが強くないのでしばらくは近くにとどまっています。育ててもらった恩を感じて、まるで別れを惜しむかのように見えます。それでもやがて川の中程へ泳いで行き、姿がみえなくなりました。
ワンちゃんも心配して見守ってくれています。この稚魚達が大きく育ち、海に出て厳しい自然の中を生き抜いて果たして「サツキマス」となって故郷の川に帰ってこれるのか?アマゴ稚魚達の成長において重要な自然環境保護について、放流会に参加して下さった皆さんも肌で感じて頂けたでしょうか?
放流会の途中で小雨に降られてしまいましたが、最後には用意していただいた豚汁を美味しくいただき無事解散となりました。ご参加いただいた皆さんお疲れ様でした。
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更新日:2023年02月12日