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イタリア・スポレート歌劇場「シンデレラ」(チェネレントラ)

西本智美

イタリア人だけが叶えられる
ロッシーニ・オペラの真骨頂。

誰もが知っている名作「シンデレラ」物語がロッシーニの手によって、軽妙洒脱なオペラになって蘇った!
前回「セビリアの理髪師」でも好演したイタリア・オペラ界を代表するテナー、アントニーノ・シラグーザと、新人オペラ歌手の登竜門としてイタリア最高の権威を誇るスポレート歌劇場、そして今回はこの歌劇場から国際的なスターへかけあがった、今、イチ押しの実力派メゾ・ソプラノのダニエラ・バルチェッローナをシンデレラ役に起用して、華やかな舞台をお贈りします。(日本語字幕付)

【配役変更のお知らせ 2008年6月13日】

アンジェリーナ(シンデレラ)役で出演を予定しておりましたダニエラ・バルチェッローナが、左ひざに重傷を負い、6月9日の医師の診断の結果、来日不可能となりました。代わって、カルメン・オプリシャーヌが出演いたします。

■キャスト
アンジェリーナ(シンデレラ):カルメン・オプリシャーヌ
ドン・ラミーロ(サレルノの王子):アントニーノ・シラグーザ


プロフィール

西本

アントニーノ・シラグーザ
Antonino Siragusa

1964年、メッシーナ生まれ。地元のA.コレッリ音楽院で、アントーニオ・ベヴァックアに師事。96年、トラーパニ7月音楽財団のジュゼッペ・ディ・ステーファノ国際コンクールで第一位に輝き、《愛の妙薬》でデビューし大喝采を浴びる。同年、イタリアの劇場を中心に、《ドン・ジョヴァンニ》(レッチェのポリテアマ劇場)のドン・オッターヴィオ、《ジャンニ・スキッキ》(サッサリ)のリヌッチョ、《愛の妙薬》(ピストーイア)のネモリーノを歌い、いずれも大成功を収め、早くから注目を集める。 デビュー一年後には、世界の一流歌劇場で常に主役を務め、世界的な名声を確立。レパートリーは、《ファルスタッフ》のフェントン、《エディプス王》の羊飼い、《セビリアの理髪師》《オテッロ》、《ランスへの旅》のベルフィオーレ、《絹のきざはし》《アルジェリのイタリア娘》《夢遊病の娘》《ドン・パスクワーレ》《秘密の結婚》《エリザベッタ、イギリス女王》《ラ・チェネレントラ》《セミラーミデ》《連隊の娘》など多数。今後は、ウィーンで《セビリアの理髪師》、ドイツで《セミラーミデ》、ブリュッセルとアムステルダムで《清教徒》、トリエステで《ドン・パスクワーレ》、ゾーロトゥルンで《愛の妙薬》、ベルリンで《湖上の美人》等を歌う予定で、その名声を確実に不動のものにしている。

 

川井郁子

カルメン・オプリシャーヌ
Carmen Oprisanu

ルーマニア生まれ。クルージュ・ナポカ音楽院にて学ぶ。

ウィーン・ヴェルベデーレ国際オペラコンクール、プラシド・ドミンゴ国際オペラ声楽コンクールに入賞の後、1997年に英国ロイヤル・オペラハウスにて≪セビリアの理髪師≫ロジーナ役で国際的なデビューを果たす。その後同役でメトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、チューリッヒ歌劇場、ハンブルグ歌劇場、バルセロナ・リセウ大劇場など次々と世界の主要劇場で活躍を始めた。

これを機にロッシーニ作品の第一人者としても認められ、≪シンデレラ≫≪アルジェのイタリア娘≫≪試金石≫で主要劇場に次々と登場。2002年のペーザロのロッシーニ音楽祭にも出演し、その優雅な魅力で聴衆を魅了した。≪シンデレラ≫アンジェリーナ役では昨年のドレスデン国立歌劇場に出演し好評を博した。2008-2009シーズンではロジーナ役で8月に同劇場に再登場が決まっている。

その他≪ノルマ≫≪アンナ・ボレーナ≫≪ナクソス島のアリアドネ≫≪ナブッコ≫などでメゾ・ソプラノの第一人者として、ミラノ・スカラ座をはじめ世界の一流劇場で確実にキャリアを築いている。


 



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