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作曲家紹介

SHOJI Osamu東海林 修

東海林 修

学生時代に米軍施設のジャズピアニストとして演奏活動を開始。平岡精二クインテットを経て渡辺プロダクションのブレインとして主に渡辺プロダクション所属歌手のため作曲活動を開始。多くのアーティストを育み、日本のテレビ番組やポップスの草創期、黄金期を優れた楽曲提供で多大な貢献をした。
1972年に音楽監督を務めたNHKの音楽番組「ステージ101」のオリジナルソングである「怪獣のバラード」は今でも小中学生を中心に老若男女に幅広く歌われる合唱曲である。1977年度全日本吹奏楽コンクール課題曲C「ディスコ・キッド」を作曲。この曲は、それまでのコンクール課題曲のイメージを打ち破る曲想でたちまち演奏者の心を捉え現在も世代を超えたファンに熱く支持されている。1977年東京、目黒にスタジオを設立。シンセサイザーをいち早く取り入れ「スター・ウォーズ」の編曲・演奏を皮切りに1981年に音楽担当をした「さよなら銀河鉄道999」のシンセサイザーのアルバムが人気となり、その後シンセサイザーの作品も多く発表している。アニメ作品「コブラ」「かぼちゃワイン」「ブラック・ジャック」など、中でも「妖獣都市」は第5回日本アニメ大賞オリジナルビデオソフト最優秀作品賞に輝いた。

怪獣のバラード2013

[ 作品解説 ]

1970年代、NHKにコーラス番組「ステージ101」があり、1972年から73年にかけ7曲を今月の歌として提供したが「怪獣のバラード」は、その中のひとつ1972年6月の今月の歌。60年代、渡辺プロダクションには東京音楽学院があり最盛期には参加400名を数えた。各地に存続のようだが出身者が多数芸能界で活躍している。私も指導した経験があるが大阪万博への東京音楽学院「スクールメイツ」出演を最後に米国に渡った。
帰国後NHKから声がかかり「ステージ101」の指導にあたった。ありがたいことに41年経った現在でも人気は衰えることなく各団体で愛唱されている。作詞家は山上路夫を始め及川恒平など有能な面々。しかし岡田冨美子の詩は格段の描写でストーリーを描き出し作品に楽しさと彩りを添えた。かくて今回は六分という財団指定時間枠を使って状況描写を試みたが、勢い余ってすこし時間オーバーしてしまった。
前半は怪獣の砂漠の暮らしの描写である。今回は「怪獣の暮らし」に狙いを定めた。みなさんと経過を楽しみたいので是非お力添えをお願いする。このような機会を与えてくださったみなさんに感謝の言葉を。

[ 編成 ]

Flute1,2(Piccolo)

B♭ Clarinet 1,2

E♭ Alto Saxophone
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone

B♭ Trumpet 1,2
F Horn 1,2
Trombone 1,2
Bass Trombone
Euphonium
Tuba

Timpani
Drums
Percussion 1(Glockenspiel / Gong)
Percussion 2(Vibraphone / Marimba / Bass Drum)

Chorus(Soprano / Mezzo Soprano / Alto)

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