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作曲家紹介

SATO Yasumasa佐藤 泰将

佐藤 泰将

作編曲家。東京都出身。クラシック音楽を基本としながらも、ロック/ジャズ等、多方面からアプローチすることにより、どのジャンルにも属さない抽象的かつ超個人的音楽を追求する。創作ジャンルは、吹奏楽・フルオーケストラから、J-POP ミージカルなど幅広く、生楽器から打ち込みまで表現手段は多角的である。J-POP を含む各方面のアーティストへの楽曲提供のほか、舞台、ミュージカル、コンサートアレンジなども担当している。 また、音楽監督を兼ねることも多い。

バンドの為の奇想曲

[ 作品解説 ]

奇想曲とはイタリア語で【カプリッチョ(Capriccio)=気まぐれ・ごちゃ混ぜ】という意味合いの楽曲を指します。
この様式は、主にメンデルスゾーンなど19世紀ロマン派時代の楽曲(主に鍵盤楽曲)に多く見ることができますが、その歴史は古く17世紀バロック時代にもこの様式を遡ることができます。
この曲は単に思いのままに「気まぐれ」に作曲したのではなく、調性感や形式に一定の規則性を持たせるため古典的手法であるソナタ的な形式を取り入れました。
曲の主部は、比較的テンポの速い舞曲風の6/8拍子と、短調的なエオリアの音階を用いたスペイン風の旋律を組み合わせています。中間部から再現部にかけては序盤のモチーフを用いながら様々に展開して行きます。もしかしたら「バンドのための舞曲的奇想曲」の方が曲名として適切なのかもしれませんね。とは言っても私が一番表現したかったのは人間の「喜怒哀楽」です。あまり細かいことは気にせず、移り変わる曲調を楽しんでいただければ幸いです。

[ 編成 ]

Flute(Piccolo) 1,2
Oboe
Bassoon

B♭ Clarinet 1,2,3
B♭ Bass Clarinet

E♭ Alto Saxophone 1,2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone

B♭ Trumpet 1,2,3
F Horn 1,2,3
Trombone 1,2
Euphonium
Tuba
String Bass

Timpani
Percussion 1 (Xylophone / Vibraphone / Glockenspiel)
Percussion 2 (Cymbals / Triangle / Suspended Cymbal)
Percussion 3 (Snare Drum / Triangle)
Percussion 4 (Bass Drum / Castanets)

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