バ ン ド 維 新

A R C H I V E

過去の開催記録

2011.3.12 Sat - 2011.3.13 Sun

バンド維新2011

写真

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バンド維新2011
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バンド維新2011

INTRODUCTION作品紹介

Tango
Appassionato

[ 演奏 ] 静岡県立浜松西高等学校

[ 作品解説 ]

タンゴと言えば普通アルゼンテインタンゴとコンチネンタルタンゴの2種類に大別されるのですが、最近ではアストル・ピアゾラ作曲のリベルタンゴがヨーヨーマのチェロ演奏によりリバイバルヒットした事も有ってピアゾラ風モダンタンゴというジャンルも確立されて来た様な気がします。
30年程前にカラカスのある音楽祭でピアゾラに会った事が有りますが、非常に血の気の多いひとで、成る程あの性格ならあんな曲を書くなーと感心した覚えが有ります。
この曲もピアゾラを意識して書きました。fはうんと激しく、pはうんと優しく演奏して下さい。
日本人はどうも愛情の表現が下手だと言われていますが、この曲を演奏する時は自分がアルゼンテイン人になった積もりで、恥ずかしさをかなぐりすててうんと情熱的に行ってみましょう。

雨の曲 (合唱合同)

[ 演奏 ] 浜松市立江南中学校&ジュニアクワイア浜松

[ 作品解説 ]

沖縄に伝わるこどもの歌「雨どーい(雨だよー)」を使った、一種の変奏曲。何度もくりかえされる歌は、そのたびに少しづつかたちを変える。吹奏楽だけの間奏も、それを受けてひびきが変わる。そのくりかえし。変わるのをきわ立たせるのでなく、あ、そういえば少し変わったなときいている人が思うような、そういう演奏がのぞましい。

はなのなは?

[ 演奏 ] 浜松市立高等学校吹奏楽部&箏曲部

[ 作品解説 ]

私は、未だに「初めてのことは是非やってみたい!」と思っています。今回も、浜松の親しい友人たちとの雑談のなかで話題に上がった箏合奏と管打楽合奏の組み合わせを是非「やってみたい!」と思ったわけです。濁らない小編成のウインド・アンサンブルと箏の組み合わせは、きっと良いコントラストを生むだろう と・・ただ、実際のバランスについては実にわからない、だから楽しみ!
題名は「花の名は?」と読んで下さい。幾つかの五音音階でシンプルな響きを作り音色の対比に重点を置いた、曲全体のイメージからこの言葉を選びました。偶然、回文ですね!少しコミックにやってみて下さい。
浜松市立高等学校の皆さん、本当にありがとう!

DRY & WET

[ 演奏 ] 浜松市立与進中学校

[ 作品解説 ]

この曲は僕の作品であることはあまり知られていませんが、1996年から現在に至るまでビールのコマーシャル音楽としてお馴染みの曲だと思います。キリっと切れのあるマーチとそれに対比する暖かいドラマ、それは人生に於ける苦みとまろやかさを表しました。人生の応援曲としてこれからも皆様に愛されたい、という思いを込めて新たにアレンジしました。EとFの2nd Alt sax、Fの 2nd Cl に見られる3連音符の(1拍目と)3拍目に軽いアクセントを付けることによって自然なグルーブを付けてみてください!

GOING! GOING!
 GOSH!

[ 演奏 ] 静岡県立浜北西高等学校

[ 作品解説 ]

ルーニー・チューンズというアニメシリーズの中のロードランナーというダチョウ?をコヨーテが追いかけまくる作品からタイトルをとりました。
本当はアニメにピッタリ音楽を付けてみようと思ったのですが、やり出してすぐに挫折して、殆ど関係ない曲として出来上がりました。
最初はフーガとして作ろうとしましたがこれも挫折、でもその面影は残っています。
気が狂ったようなハイテンションで演奏してほしい!

Attempt at
 managed
chance operati

[ 演奏 ] 浜松海の星高等学校

[ 作品解説 ]

この曲は3つの部分で構成されているが、中間部に於いてオーケストラは6つのグループに分割される。楽譜は4つのセクションに分かれており、それぞれA- I、B-IIIなどの様にさらに細かい動機に分割されている。各々のセクション、動機は指揮者や各グループリーダーの指示で任意に組み合わせ演奏される。 その結果、管理された偶然性による多数の組み合わせが成立し、演奏時間も不定になるが、これはお互いのアンサンブル能力を高める、といった意図に基づいて書かれているからである。
また、コンピュータ音源は無くても成立するので、その使用は任意である。

Sparkling Notes

[ 演奏 ] 浜松市立篠原中学校

[ 作品解説 ]

世の中の吹奏楽作品の多くが30名以上の奏者を想定しています。これは作曲を委嘱する演奏団体の多くが大編成であることや、作曲家が求めるサウンドの傾向 が影響しているのでしょう。そんな中で、少人数の編成のみに焦点を当てた「バンド維新」の企画は新しい吹奏楽像を映し出していて、私自身もファンの一人として大きな刺激を受けています。
この曲は1パートにつき1名で、計12名を想定しています(それ以上で演奏しても構いません)。このぐらい少人数で活動しているバンドが全国にいるにも 関わらず、編成に適した楽譜はほとんどありません。そういうバンドの手助けになればという想いと、「こういう編成の曲があってもいいのでは」という一つの提案として作曲しました。
曲は「長二度が五度圏を旅する」というコンセプトで書かれており、リズムは冒頭のパターンを軸にしています。
長二度を順に上へ重ねていくと、ドビュッシーが好んで用いた「全音音階」が現れます。この音階に沿って作曲をすると、甘美で幻想的な香りが立ち上ります。しかしこの曲では、長二度の特性とも言えるその香りを極力払拭し、タイトルの通り、エネルギーを持った勢いのある音選びを目指しました。結果として、全体に角張った音響が特徴になっています。
Tempo giusto - Tempo rubato - Tempo giusto の三つの部分からなり、最後に二分音符が、一歩一歩踏みしめるように五度圏を二周します。
そして、茶目っ気たっぷりの音楽に仕上がったと思うのですが。(^ ^)

Trasognata

[ 演奏 ] 三重県立白子高等学校

[ 作品解説 ]

曲名のTrasognata(トラソニァータ)とは、「夢見るように」という意味を持つ音楽用語です。
様々な雰囲気を持った場面をどのように演奏していくか、それに加え、その場面ごとのアーテュキレーションをどう吹き分けていくかを研究して欲しいと思います。また小編成であることを生かし一人ひとりの役割が重要になっており、アンサンブルにおいても自分以外のパートと連携・調和を計るよう努めてみて下さい。楽しみつつ、自分のバンドにあった演奏を期待します!
なお、Oboe、Bassoon、String Bassパートは省略しても演奏ができるようになっています。