職員インタビュー

わたしたちの職場と
仕事を知ってください

浜松市文化振興財団の職員は、日々様々な仕事や環境の中で文化芸術とかかわっています。
どのような想いをもって働いているのか、その声を一部ご紹介します。

INTERVIEW
01
島谷 実佑

舞台に立つ側から、
舞台を支える側へ
施設の枠を超えた文化の提案を
していきます

2021年度採用 文学部文学言語学科卒業

島谷 実佑

アクトシティ浜松利用サービス課(正規職員)
ホール利用コーディネート、大型コンベンション誘致、職員教育担当

小学校から大学までの13年間、吹奏楽部に所属していました。楽器はユーフォニアムで、アクトシティ浜松で演奏する機会もありました。あの頃あこがれていたアクトシティが今では職場となり、舞台に立つ側から舞台に立つ人をサポートする側になったことを嬉しく思っています。

私の担当は、アクトシティを会場とする文化団体や企業・学会の皆様の利用コーディネートです。イベントやコンベンションの成功に向けて、様々なご提案をしています。大学時代には演奏だけでなく公演開催も手掛けていたので、そのときの経験を生かしたサポートを心掛けています。
公共施設としてのルールをふまえつつ、どこまでご利用者の要望に寄り添ったご提案ができるか。そこに魅力とやりがいを感じています。
採用4年目となった今、仕事の幅や責任も増えました。浜松市文化振興財団では、若手職員のうちからかなりの裁量を任されます。これまでの担当に加え、大型コンベンションの誘致や後輩の教育も担当しています。出張もあり、学生時代には関わることのなかった分野の専門家の方々と直接やりとりする機会が増え緊張はありますが、学びが多い環境です。

浜松市文化振興財団でこれからやってみたい仕事は、施設ご利用者だけでない、いろいろなジャンルの文化団体やアーティストの方の活動をサポートしていくことです。自分の学生時代の演者としての経験と、これまでの仕事で得た知識や人とのつながりを活かすことで、アクトシティや施設の枠を超えた文化のご提案をしていきたいと思っています。

INTERVIEW
02
縣 美勇士

アーティストや浜コン出場者の
皆さんも
人生をかけて
活動されています
そこに自分がかかわることに
責任とやりがいを感じます

2021年度採用 文化政策学部卒業

縣 美勇士

文化事業課 アーツ&クリエイショングループ(正規職員)
事業企画、文化活動推進担当

大学卒業後は一般企業に入社したのですが、コロナ禍で出社時間や外出が減ったことをきっかけに、学生時代にやっていた音楽や好きだったアートにまたかかわりたいと考えるようになり、浜松市文化振興財団に転職しました。

私が所属する文化事業課アーツ&クリエイショングループでは、アーティストや地域の文化団体の皆様の創造的活動の伴走支援をしています。わかりやすく言うと、アーティストの方や団体の発掘・発足支援や活動継続のサポート、活動情報の発信、アーティストどうしの活動のマッチングや調査研究などです。アートから生活文化まで、あらゆるジャンルの文化活動を対象にお手伝いしています。
今の仕事の特徴は、現場に行く機会がとても多いことです。皆さんの活動を直接拝見して、とにかくお話を聴く。「どんなことをしたいのか」「何に困っているのか」、そして課題解決に向けて一緒に考え、分析していきます。人と人、情報と情報、活動と活動をつなげて相乗効果を生み出すことが自分の仕事です。
この仕事には「ここまで」という区切りがないので成果が見えにくいのですが、アーティストや団体の皆さんから「うまくいきましたよ」と返してもらえたときが一番嬉しいです。がんばった分、かかわった分だけ、自分にも新しい価値観が蓄積していくのを実感できます。

アーツ&クリエイショングループの仕事だけでなく、浜松市文化振興財団が主催や共催する他の文化事業にもいろいろ携わっています。
浜松国際ピアノコンクールもその1つです。『浜コン』は世界屈指のピアノコンクールで、『音楽の都・浜松』の柱事業です。ここで働く前から浜コンの存在は知っていましたが、自分が直接かかわれるとは思っていませんでした。浜コンのスタッフとして働くことにワクワクしていますし、誇りも感じています。
アーティストの皆さんもコンクールに出場する皆さんも、人生をかけて活動されています。そこに自分が直接かかわって、少しでもサポートできることに責任とやりがいを感じます。

INTERVIEW
03
柴田 麻吏

大切なのはその休暇制度が
利用しやすい環境にあるか
実際に活用されているか
ではないでしょうか

2010年度採用 
音楽芸術運営学科アートマネジメントコース卒

柴田 麻吏

アクトシティ浜松利用サービス課(正規職員)
会議室利用コーディネート、会計、職員服務担当

私は現在、5歳と2歳の子育て中です。
1人目の育児休業中に2人目を出産したので、あわせて3年7ヶ月ほど休職しました。復職後も、育児短時間休業を2年ほど利用しました。
浜松市文化振興財団の育児休業は、長期に休める環境が制度面だけでなく風土としても定着しています。育休は、正規職員は3歳まで、嘱託員は1歳(場合により2歳)まで申請できます。財団の女性職員の育休取得率はほぼ100%で、お子さん3人の育休を続けて取得した先輩の実績もあります。復職後も皆さん職場で活躍されています。

それでも私自身、実際に復職するまではいろいろと不安でした。4年近いブランクがありましたし、保育園のお迎えの時間や子どもの急な体調不良を考えると、出産前の仕事量はこなせません。
ですので、復職前の面談の席で上司や本部に正直に「自分にできること・できないこと」を伝えて相談したところ、上司から進捗スケジュールを自分で管理できる業務の担当を提案してもらえました。簡単な仕事ではないし責任もありますが、復職前と同じように上司や同僚、後輩から頼りにしてもらえていることが嬉しいです。

どの企業や組織にも、様々な休暇休業制度はあると思います。でも大切なのは、制度のあるなしだけでなく、その休暇が利用しやすい環境にあるのか、実際に活用されているかではないでしょうか。その点において浜松市文化振興財団は、育児支援関係のお休みはもちろん、育児に限定しないワーク・ライフ・バランス推進のための誰でも使える有給休暇制度が充実している組織だと思います。申請は簡単ですし、1時間単位で取得できる休暇も多く、私の場合は保育園の急な呼び出し時もすぐに利用できて助かっています。
私も誰かをフォローしながら、自身の育児と仕事を両立していければと思っています。