佐藤小学校コンサート
2017年11月16日(木) 会場:浜松市立佐藤小学校 時間:13:55~14:40
演奏者:漆原啓子(ヴァイオリン)、ライナー・アウアバッハ(トランペット)、
林 絵理(ピアノ)
《プログラム》
① ヴィタリ:シャコンヌ(ヴァイオリン&ピアノ)
② カリクサ・ラヴァリー:瞑想曲(トランペット&ピアノ)
③ クライスラー:中国の太鼓・前奏曲とアレグロ(ヴァイオリン&ピアノ)
④ グリーグ:春に寄す(トランペット&ピアノ)
~楽器のお話&質問コーナー~
⑤ ヘンデル:組曲より 序曲、ジーグ、メヌエット、ブーレ、マーチ
(ヴァイオリン&トランペット&ピアノ)
⑥ 子どもたちとの共演「星の大地に」
本日、浜松市立佐藤小学校にて、
今年度4校目となる演奏家派遣事業「弦楽コンサート」が開催されました。
4年生ほか64名が音楽室に集まり、ヴァイオリンとトランペット、ピアノの演奏を楽しみました。
当初開催予定の日が、台風22号の接近により休校となってしまったため、
予定より1か月遅れての開催です。
演奏は、漆原啓子さん(ヴァイオリン)、ライナー・アウアバッハさん(トランペット)、
林 絵里さん(ピアノ)の3人。
漆原さんは、国内外の第一線で活躍するヴァイオリン奏者です。
来年11月にアクトシティ浜松で行われる「第10回浜松国際ピアノコンクール」では、
6月27日に芳川北小のコンサートで演奏していただいたチェロの向山佳絵子さんと同じく、
第3次予選の課題である室内楽奏者として出場者との協演をお願いしています。
今回は、ちょうど来日中というベルリン国立歌劇場管弦楽団のソロトランペット奏者、
ライナー・アウアバッハさんも出演してくださいました。
漆原さんのヴァイオリン、アウアバッハさんのトランペットが、それぞれ林さんのピアノと
踊るようにお互いの音を聴き合いながらハーモニーを奏でていきます。
3曲目のクライスラー作曲「中国の太鼓」では、
「ピアノが中国の太鼓のように鳴るところや、中国の雰囲気をイメージできるような曲。
想像しながら聞いてみてください。」
との解説を聞いて、子どもたちが熱心に耳を傾けていました。
質問コーナーになると、たくさんの手が次々と上がりました。
「何曲弾けますか?」「何歳からこの楽器を始めましたか?」
「最初は難しかったですか?」「その楽器のどんなところが好きですか?」
などの質問のほか、
「好きな中華料理は何ですか?!」というユニークな質問も!
きっと、さきほど聴いたばかりの「中国の太鼓」という曲の印象から
「中華料理」のことが思い浮かんだのでしょうね。
漆原さんは「酢豚」、アウアバッハさんも日本語で「エビチリ!」と答えてくれましたよ。
楽器の説明では、漆原さんのヴァイオリンは350年も前にイタリアの小都市クレモナで
製作された楽器だということ、また、アウアバッハさんのトランペットは、ドイツ製の
ロータリー(ピストンではない)トランペットとヤマハ製のピッコロトランペットなのだと
教えてもらいました。
演奏の最後には、ヴァイオリンとトランペット、ピアノという珍しい3重奏を披露してくれました。
最後に、出演の3人と児童たちで「星の大地に」を合同演奏。
子どもたちの元気な二重唱が音楽室いっぱいに響きわたっていました!
「ようこそ佐藤小学校へ」というメッセージと一緒に掲示されていた出演者3人の似顔絵。
この似顔絵を描いてくれた女の子と、そのクラスメイト達数人が、終演後、
「似顔絵を3人にプレゼントしたい」と控え室へ。
特に、アウアバッハさんはリハーサルの時、この似顔絵をすぐに見つけて「すごく上手だね」
と喜んでくれていたんです! 子どもたちも大喜びで一緒に記念撮影をしていただきました。
子供たちにはとても良い思い出になりましたね。