芳川北小学校コンサート
2017年6月27日(火) 会場:浜松市立芳川北小学校 時間:13:30~14:15
演奏者:向山佳絵子(チェロ)、林 絵理(ピアノ)
《プログラム》
① カサド:親愛なる言葉
② ヴィラ・ロボス:黒鳥
③ サン・サーンス:白鳥
④ カザルス:鳥の歌
~楽器のお話~
⑤ パガニーニ:モーゼ幻想曲
⑥ エルガー:愛の挨拶
~質問コーナー
⑦ ピアソラ:グラン・タンゴ
本日、浜松市立芳川北小学校にて、
今年度3校目となる演奏家派遣事業「弦楽コンサート」が開催されました。
5年生93名が音楽室に集まり、本格的なチェロとピアノの演奏を目の前で楽しみました。
演奏は、向山佳絵子さん(チェロ)と、林 絵里さん(ピアノ)。
向山さんは現在NHK交響楽団で首席チェロ奏者を務められており、
来年行われる「第10回浜松国際ピアノコンクール」では、
第3次予選の課題である室内楽奏者として協演していただきます。
前半は、『鳥』をテーマにした3曲を聴き比べました。
中でもサン・サーンスの「白鳥」は、耳にした事がある子どもが多かったようです。
「ピアノの音色が水面を、チェロの音色が優雅な白鳥を表現しています」
との解説に、大きく頷く姿が印象的でした。
初めてチェロを目にしたという子も多くいた、今日のコンサート。
向山さんからの「このチェロは何年前に作られたものでしょうか?」
という質問に、子ども達からは「10年」「50年」と様々な回答が。
「正解は300年前」との言葉に皆びっくり。
それを受けて、「なぜ300年前の楽器を選んで弾いているのですか?」
という質問が子どもから上がりました。
「新しい楽器は元気な音が出ますが、古い楽器はどんどん音が深く、良くなるんですよ」
という向山さんからの説明を聞き、さらに弦楽器への理解が深まった様子。
ピアノの林さんへは「好きな曲は何ですか?」との質問が上がりました。
「沢山ありますが、シューベルトの曲が好きです」との回答に、
「今後の音楽の授業でシューベルトの楽曲を是非聞いてみよう」と盛り上がりました。
様々な曲を堪能し、最後はチェロとピアノに合わせて、全員で校歌を合唱しました。
コンサート終了後、向山さんが中区旭町にある『浜松出世の館』を訪問されました!
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に使用されている楽曲の演奏をされている向山さん。
コンサートでその話題に触れられた際は、子ども達から感嘆の声が上がっていました。
次回、来浜の際は、時間をかけて気賀や龍潭寺を訪れたいとのことでした。