内容
古くから日本の都として栄えてきた京都。この地では日本の伝統的な美意識が根付き、日常的な風景から伝統行事にいたるまで、さまざまなところで趣深い情景を目にすることができます。京都府ではこの美しい京都の姿を後世に伝えるため、1971(昭和46)~1973(昭和48)年にかけて京都ゆかりの日本画家に作品制作を委嘱しました。その中から、本展では京都を拠点に活躍した秋野不矩が手掛けた《平安神宮》や、上村松篁(うえむらしょうこう)、宇田荻邨(うだてきそん)、小野竹喬(おのちっきょう)、堂本印象(どうもといんしょう)、広田多津(ひろたたづ)、山口華楊(やまぐちかよう)など、画壇を代表する作家たちが描いた選りすぐりの作品約50点を紹介いたします。あわせて、秋野不矩が故郷の民俗芸能で使用される表情豊かな面に取材した作品や日本の昔話をテーマとして制作した絵本原画など、日本を題材に描いた作品も展示いたします。
京都に縁がある作家によって描かれた作品は、私たちに奥深い京都の風情を教えてくれます。この機会に多種多様な表情を見せる京都の魅力をご堪能ください。
小野竹喬《鴨川夜景》1973年 京都府蔵(京都文化博物館管理)